レポート
12月11日に第45回ヨシェルの会が開催されました。出席者は22名でした。 師走の慌ただしさの中、しばし静まって神さまの御ことばに耳を傾け、聖書を深く学ぶことの出来る幸いなひと時でした。
今日のテーマは「使徒パウロの宣教 その13」。 パウロの第三次宣教旅行「使徒の働き」18:23〜19:40 からのメッセージでした。
パウロはこれまでの宣教旅行で立て上げられた諸教会を強化、奨励するために三度目の宣教の旅に出ます。シリヤのアンテオケを出発して、ガラテヤ地方を通り、アジア州の首都であるエペソに辿り着きます。そして、そこでさまざまな人と出会い、多くの問題解決に取り組みます。
18章の後半からは、アレキサンドリア出身の聖書学者アポロに言及し、全ての物事の背後に神の意図、配慮とタイミングがあることを力説します。
そして、パウロはエペソにヨハネのバプテスマしか知らない弟子がいることを知り、ヨハネの名によるバプテスマとイエスの名によるバプテスマの違いを説きます。 この箇所では、混同しがちな3つのバプテスマ(洗礼)の違いが明確に講義されました:
- ヨハネのバプテスマ
- イエスの名によるバプテスマ
- 聖霊のバプテスマ
19:13-19においては、悪霊の特徴と働きを説明する中で、現代においても私たちの身近なところでさまざまな領域で霊的な関与があるが故に、簡単に門戸を開かないよう注意が必要であることが諭されました。
パウロはエペソにおいて、コリントの教会に宛てて手紙を記します。来年度は「コリント人への手紙」の学びを予定しており、その導入として今回の資料の最後に表が載せてあります。時間の関係で講義の中では言及されませんでしたが、質疑応答の時間に簡単に説明してくださいました。
パウロの宣教の旅とそれぞれの教会に宛てた書簡の学びはこれからもまだ続きます。音声・資料を用いて更なる学びをし、聖書の中に隠されている宝探しの旅を私たちもパウロと共に続けて行きましょう! 主の豊かな祝福がありますように。良いお年をお迎えください。
感想
- パウロの第三次宣教。ここまで丁寧に解説してくださる学びに感謝です。ツラノの講堂での活動時期がパウロの信仰生活において最も実りあるものだったと教えを受けないと読み流してしまっていました。パウロの人となりを思いながら聖書を読み直す楽しみとなりました。
- 今回も内容が濃く、“そうだったのか!”と思う事も多く、また家で復習したいと思います。(“ヨハネのバプテスマ”と“聖霊のバプテスマ”のこと。“聖霊に満たされること”と“内住のキリスト”の違いなど)
- 今回はバプテスマについて詳しく教えていただいた。 当時、ヨハネが授けていたのは悔い改めによる罪の許しのバプテスマであった。 そして今日私たちが受けているのはイエス・キリストの御名によるバプテスマであり、永遠の救いが保証されていると同時に聖霊によるバプテスマも受け、聖霊が内住してくださっていると言える。 またイエス・キリストの贖いを受け入れた時に人は救いに預かっており、洗礼は公に対する信仰表明の行為である。もし信仰から離れてしまうことがあれば悔い改めてキリストに立ち返ればそれでよく、救いを失うことにはならない。しかし信仰生活においては繰り返し聖霊の満たしをいただく必要がある。 今年一年たくさんのことを教えていただき感謝でした。来年もまた期待しています!
- 改めてヨハネのバプテスマはイエス様のこられる前だったと感じ、そこに目を向けた解釈が面白かった。占い本を処分するお話が出ましたが、お勧めしますという言い方がサタンに門を開くきっかけになるからとの説明で良かったと思います。そういうことはサタンに負けるという言い方をする牧師もいますが、私たちは負けることがないという前提があるので、その様に仰ったのだと思いますが。 つまらない事で誘惑に陥らない様にしたいと思います。ただサタンに対して必要以上に恐がることはないと思います。神様はサタンにすでに勝利していることを絶対信じていくつもりです。
- バプテスマについて違いがよく理解できました。
- 悪霊についてもっと知りたい。
- 悪霊の働きについて、本物に働き、相手にする。どうでも良い人は相手にしない。今後、考えていきたい‼︎
- HPで講義を聴き、もう一度復習したいと思いました。