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第55回 キリストの啓示「この後に起こること」その2

レポート

12月10日に第55回ヨシェルの会が開催されました。出席者は19名。

今回の聖書箇所は、前回に続き、黙示録。難解な箇所ですが、「千年王国」の手前(再臨)までを一気に学びます。語られる師と参加して下さる皆様と主の導きに、只々心から感謝します。

今日のタイトルは『キリストの啓示 「この後に起こる事」 その2 【3】―【5】 黙示録12章~19章』。前回にも増して駆け足でしたが、細かく講義してくださいました。毎回そうなのですが、今回も、聖書自体を先に読んでから聴かれることをお薦めします。

聖書は一貫した書物である、すなわち言葉の定義は出ている箇所によって意味が変わることはない。その指針に従って、難解な物語を読み解き進めます。言葉の意味の解釈法を統一することで、恣意的な解釈や、置換神学が陥った間違いを回避します。

しかし、言葉一つ一つに囚われていると、道に迷います。あらすじを知った上でこそ、感じ入ることもあります。「能」のような古典芸能を初見で理解しようとしても、難しいのは同じこと。振る舞い、場面展開、幕間…基本的な「お作法」を知っているといないのでは、理解の深さも、楽しみ様も異なります。映画のように誰にでも分かるような描かれ方はしていないのです。

もうひとつ留意点を考えるなら、サタンも同じ聖書を読み解こうとしているという点。追い込まれた犯人が少しでも逃げ切ろうと、必死にあがいている状況が今。結末を知らなければ、ドキドキハラハラするサスペンスのヤマ場が今。けれど、結末は知らされています。すでに結果を知っている試合を見ているような状況が、キリスト者にとっての今。

語られる師が、黙示録を解きながら、何度も「ユーモラス」「おかしい」と言います。揺るぎない信頼を拠り所とすると、そんな風に読めるのかと驚かされます。でも、守ると約束した神、裏切ることはない神、ひとり子を賜るほどに私達を愛して下さっている神、私たちの信じる神は、そんな方なのです。

黙示録は、悲惨さに目を向けてしまいがちですが、人が間違って来たものが、徐々に覆されていく道だとも言えます。汚れ、奢り、慢心…それらが一貫した方法で摘み取られていきます。私たちの奥底にある「原罪」が、その「摘み取り」を「裁き」と感じさせ、恐れるように読ませているのかもしれません。

今回は、何度か「結婚式」「披露宴」という言葉が出てきます。人生の中で一番喜ばしい出来事に、主の再臨の場面が重なります。裁きに目を向けるのではなく、喜びの「再会」に目を留めると、黙示録の味わいが全く逆になりそうです。

信仰者にとって大切な警告も示唆もアドバイスも、今回もたくさん語られました。音声・資料を通して更に深くお学び下さい。

感想

  1. 難解な黙示録の学びですが、回を重ねて薄皮を剥がすようにですが少しずつ理解が 進んでいるように思います。資料の始めにあるように、聖書の立体的な預言の成就の確かさを通して神様の人知では計り知れないご計画の深遠さを思わされます。 しかし、現実は感傷に浸っている場合ではなく、再臨と裁きは着々と近づいています。昼のうちに働かなければなりません。難しいと考えて福音を語らないのは、逃げでしょうか、騙しでしょうか。考えてみれば、自分だってひょんな一言で門をくぐったことを思い出します。残りの20章以降も是非学んでみたいと思いました。

  2. 黙示録は何回学んでも難しく、講師の著書を用いて、小グループでさらにもっと学べたら良いなぁと思いました。

  3. AIの発達、チップ(獣のしるし?)、ロボット化。食料も手に入らない状況になっても神の守りがあること。寿命が短命となってもそれは神の定めた時であること。預言は全て成就すること。終末がどのようにやってくるか学ぶほど、キリスト者としての覚悟を問われている思いになる。世の中と隔離されるような状況にあっては信仰者同士の繋がり、存在の有無は大きく、信仰を守りぬく鍵となると思った

  4. この世の終わりが自然界的にもまたAI等、人間の知識的にも大いに感じる事がはっきりし、神を信じ救われている事の大きさ(絶対的なもの)を再確認でき、とても嬉しく思いました。 神と自分自身のつながりの大切さも感謝です。

  5. 終末が近づいているこの時、何を大切にすべきかを整理させてもらえた学びでした。 耐える事、誇らない事はいつも聞いていることですが、意識して努力していかなければいけないことがわかりました。

  6. 終末を学べば学ぶほど黙示録は「早く福音を伝えなさい」と語ってるという思いが強くなりました。

  7. 今回の学びも盛り沢山でその場では消化しきれませんでした。事前に聖書箇所を読んでこなかったことを反省しました。YouTube を通して改めて先生の講義を聞きなおしたいと思います。