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第56回 2020年の聖書的展望 ―究極的な分離への分岐点―

レポート

1月14日に第56回ヨシェルの会が開催されました。出席者は22名。

終末期という認識を持って、信仰者がどのように2020年を迎え過ごして行くべきか。主に信頼するとは、忍耐するとは、現時点で進行中の大きな問題と、聖書箇所とを照らし合わせ、神の御旨を仰ぐことを学ぶ時間となりました。語られる師と参加して下さる皆様と主の導きに、只々心から感謝します。

今日のタイトルは「2020年の聖書的展望 ―究極的な分離への分岐点―」、副題は『新年は「神からの言葉は何か?」と、神の御旨を仰ぐことで始まる』。止めどもなく起こる災害や人災、愛を含めた諸々の崩壊、それは日本だけでなく、世界中で起こっています。その意味や、それへの立ち向かい方を、幾つかの象徴的な事件をベースに講義してくださいました。今回は、配布資料にある聖句を、講義後に読み返し、神が「私」に何を語っておられるのかを静かに問うことをお薦めします。

今日取り上げた問題は、主に四つ:

  1. 自然災害の強度、頻度の増加)オーストラリアの火災など
  2. 反ユダヤ主義の増加)英国の脱EU問題にからめて
  3. 中東の不安定情勢)米イラン問題と戦争回避への道、中村哲氏と憲法九条
  4. 反聖書的な時流)LGBTなど聖書的な秩序問題

基本的には、聖書に基づいて建国されてきた国々の昔と今の葛藤を、執り成しの祈りを捧げる信仰者と、反聖書的/神への反逆的な歩みを進める者と、神の忍耐と報いという視点での解説です。終末の証拠ともなる「ときのしるし」を学びつつ、「善と悪/真と偽/真理と虚偽」という正邪二極の狭間がどんどんと離れていく様を実感します。分離が断絶を生み、衝突へと進んでいく現状は、哀しさしか感じさせません。

神の創った秩序を壊さず守るという姿勢、困っている人たちをケアしていく姿勢、「剣をとる者はみな、剣で滅びる(マタイ26:52)」という武力放棄の根底思想、育った毒麦を最後に焼き払うという神の御手、それらが頭の中を重くぐるぐると回るような時間でもありました。

そして、主に海外の国々の動向を学びながら、無宗教派が大多数と言われる日本のことにも思いを馳せます。災害などですら、神が許すから故に起こるのだとしたら、繁栄や栄光も神が許すからこそ。この国がなしてきた戦後焼け野原からの軌跡の復興は何故に許されたのだろうか。神も聖書も未だまだ知り渡らないこの国に、神はどんな計画をお持ちなのだろう。何をしてしまったら、神が今留めている災いを解き放ってしまうのか。その時、私たちはどうするのか、私たちの知人友人はどうなるのか、今信仰者は何ができるのか、何をすべきなのか。

既に終末期に入っている実感が増す日々の中で、残されている時間はあまりないのでしょう。

信仰者にとって大切な警告も示唆もアドバイスも、今回もたくさん語られました。映像・資料を通して更に深くお学び下さい。

感想

  1. 今年の展望を聖書から様々な角度から語って下さり、昨年から懸念している事柄にも触れて講義して下さり感謝でした。世界統一宗教への動きやLGBTの問題、社会的通念の崩壊など、新しい動きが今まで以上に顕著に現れてくると、気を引き締めながら学ばせてもらいました。

  2. 年頭にあたり今世界で興っている事柄を聖書的展望に立って見解をいただき感謝でした。 先ずは神の御旨があり、故に御旨を知りながら反逆する国家に既に裁きは始まっている。 しかし、その裁きは悔い改めへの導きである。キリスト者は国家の方向性のため、為政者のために祈り、また神の忍耐を祈る必要がある。日本においては神の御旨である平和主義、戦争放棄を堅持する為に憲法9条が守られるよう祈り、一方で福音宣教をすることだと理解した。

  3. だんだんとはよく使う言葉ですが2020年の情況は言わずと知れたことです。 ボリス・ジョンソンの宣言に伴い、その背後には熱心な執り成しの祈りが聞かれることは朗報でした。余りにも日本人は知らない事が多すぎます。知らなかった事が多すぎます。 神の裁き、怒りの結果を追求しなければならないと思います。知る知らないは罪でもあるのではないでしょうか。Newsをありがとうございました。

  4. ゆるがない神とのつながり、主の望まれる実を結ぶということに心をとめたい。 EUの今後、イギリスの今後をしっかりみていきたい。憲法9条の反対に平和憲法改正に目をむけていきたい。

  5. 2020年、日本の進む道、そして世界の動きを聖書を学ぶことでこれからの私たちが考えること、とるべき道を指し示していただけるテーマだったと思います。大変有益でした。

  6. たぶん今聞くべきメッセージで、今日来れたことも神が“聞きなさい”とおっしゃったのかなと思いますが、実践面は良くわかりましたが、このような終わりの時の希望があまり見えず、ちょっと重たい学びでした。

  7. 近年、“今までに経験したことがない!想定外!”という自然災害の増大、また国家間・民族間の争いの激化、政治の混迷など、問題が山積している中で私たちは物事をどのように捉え、何をしていけば良いのか…悩みが多い中での時にかなった講義だったと思います。 日本ではあまり報道されていない事柄に関しても聖書をベースに詳しく教えていただけて感謝です。聖書の終末期に起こる現象・時のしるしに目をとめていきたいです。何よりも主を第一とし、宣教の働きを大切にしていきたいと思わされました。ありがとうございました。

  8. 祈り続けることですね。