レポート
8月14日に第41回ヨシェルの会が開催されました。参加者は15名でした。夏休み中の酷暑にも関わらず、遠方から2名の新来会者も加わってくださり、感謝のひと時となりました。
今回のテーマは「パウロの宣教 その9」。主に「テサロニケ人の手紙第一」1-2章からの学びでした。
前回までは「使徒の働き」を通して、パウロのアジアからマケドニアまでの宣教の足どりを辿ってきました。それぞれの地において妨害や迫害にあいながらも宣教の旅は続けられ、コリントまで南下します。そこでパウロはわずか三週間しか滞在出来なかったテサロニケの信仰者のことが気になります。彼らの信仰と愛を喜ぶと共に、キリストの再臨についての教えを誤解し混乱があることを知り、パウロはその問題を解決し是正するために書簡を書き送りました。今回は「テサロニケ人への手紙第一」の背景と概要、そして「キリストの再臨」を中心に一節ずつ詳しく読み解きます。
パウロは手紙の中でキリストの再臨に関して、下記の4つを語っています:
- 基本的真理に言及
- 個々の信徒に聖くあることを奨励
- 先に亡くなった信徒についての確信を提示
- 信徒に祝福の望みを確証
また、三つの恩寵:信仰の働き、愛の労苦、望みの忍耐に関しても興味深く語られました。私達自身の状況と合わせて、様々な想いが浮かびます。
パウロの宣教の姿勢と働き、特に主の再臨に関する確信について、資料・音声を通して更に詳しく学んで頂ければ幸いです。
感想
- 1. 初代教会の時代にも既に惑わしの霊が働き、兄弟の中に分裂や迫害があったこと、始めであり終わりであるイエス様は全てをご存知で「わたしはすぐに来る」と励ましを与えて天に帰られたこと、2000年間キリスト者はそのことばに励まし続けられており今日も変っていないこと、一方で選ばれた者にとって福音は宣べ伝えるべき責任であること、気をつけるべきはサタンであるが、サタンも神の支配下にあることなど、今回も多くの学びが与えられ感謝します。日々力を頂いて励んでいきたい思いを新たにしました。
- テサロニケの信徒の信仰が間違った方向に行かないように心配するパウロの強い思いが伝わってきました。そして、それは私たちへと繋がっており、神のご計画の深さを改めて感じました。
- キリストの再臨を忍耐をもって待ち望むこと、特に個人的なこととして捉えました。
- 神の奴隷となって仕えて、福音宣教に最大限力をつくすことは素晴らしいかもしれないけれど、自分はそう出来ないので、お話を聞いても雲の上のような感じでした。パウロの様にも先生の様にもなれませんので、ただただ神様に「申し訳ありません」とあやまるだけです。そんな立派な生き方は出来ないので、なんだか「そんなんじゃだめだぞ」と叱られているような気持ちになりました。聖書を読んでも難しくてよく分かりません。自分にここち良い説教ばかり聞いてしまいます。都合よく解釈して生きているかもしれません。
- パウロについてもっと知る必要があると、切実に思わされました。
- 初めて参加しました。神さまに選ばれて来られたのだと感謝します。すごく興味深くておもしろかったです。
- 祈りの課題が与えられました(質疑応答の時間に語られた“タイの少年たち”のこと)。